【保険に直撃!】マイナス金利政策と予定利率:FPコラム

 

日銀のマイナス金利政策を受けた保険会社の動きが相次いでいます。

 

保険会社各社では、一部の貯蓄性商品について、予定利率改定による保険料引き上げ、または販売停止、前払い割引の縮小などの対応を急ピッチで進めています。

すでに販売停止になっている商品もありますが、4月以降からの改定という商品もあります。

この対応は、日銀のマイナス金利導入により、長期金利が下がったことに起因します。

 

マイナス金利政策が予定利率に影響する


お金

今日は、「長期金利が下がるとなぜ保険料が上がるのか?」ということについて解説してみます。

保険会社は、死亡率・予定利率・事業費率の3つの要素で保険料を決めています。今回の長期金利低下は、このうちの「予定利率」が関係しています。保険会社は預かった保険料を国債などで運用しています。

この将来にわたる保険会社としての「運用の利回り予測」を予定利率と言います。

※預金等の利率や利回りとは違う点に注意

元本100円が10年後に金利5%付いたとすると105円になります(単利の場合)。

 

もし金利が3%に下がったとして、10年後に上記と同じ105円にしなくてはならない場合、

102円の元本が必要になります(105円/1.03)。

 

<10年後に105円にするための必要元本>

金利(予定利率)5%⇒元本(保険料)100円

金利(予定利率)3%⇒元本(保険料)102円

この場合、予定利率が2%下がったことで、保険料は2円上がったことになります。

つまり、

予定利率 高 ⇒ 保険料 低

予定利率 低 ⇒ 保険料 高

こういう関係が成り立ちます。

 

非常に簡略化した論理ですが、これが予定利率と保険料の関係です。

今回、日銀のマイナス金利導入⇒長期金利低下⇒保険会社の予定利率低下⇒保険料UP、という流れになっています。日銀の追加政策がどうなるかは不明ですが、しばらくは、歴史的な超低金利の傾向は続くでしょう。3月中は現行の予定利率を維持する保険会社もあります。

 

貯蓄性の高い保険商品をお考えの場合には、情報収集を早めにされたほうがよいかもしれません。保険会社や商品改定の動向についてご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

株式会社ロムルス 佐々木昭人
実際のお客様との対話のなかで頻出される生命保険に関する質問や問題点などを掲載し、豊富な経験に裏付けられたプロとしての回答や消費者目線での「知りたい情報」を満載させています。

 

ホームページ:http://www.romluss.com
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