FPコラム:先進医療特約は付けるべきか?【医療保険選び13のポイント】

医療保険選び13のポイントについて項目ごとに詳しく解説してきましたが、医療保険シリーズは今回で最後になります。

最後は、先進医療特約について解説します。

【医療保険選び13のポイントとは?】
>>>http://news.hoken.dokomado.jp/article/3149


結論から先に書きます。

先進医療特約は付けておくことをお勧めします。

その理由は、2つあります。

  • 保険料が月100円前後で割安なこと
  • 今後、先進医療のニーズはますます増えること

この2点です。

先進医療ってどういうもの?


先進医療ってなに
画像:先進医療ってなに?

先進医療とは将来的に健康保険の対象となることが期待され、一般診療(保険診療)・自由診療のどちらにも属さない医療技術のことです。
これは医療機関・医療技術の両方が厚生労働省から承認を受けているものに限ります。

承認されている医療技術は平成27年10月現在で107種類あり、そのうちの一部が将来的に一般診療へ導入されてまた新たな医療技術が先進医療に組み込まれていきます。
先進医療の種類は常に100種類前後あると考えていいでしょう。

詳細はこちら↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html
厚生労働省ホームページより

自己負担300万!?先進医療に掛かる費用


陽子線治療
画像:先進医療ってどれくらい治療費がかかるの?

先進医療を受けるためには承認医療機関を選ぶ必要があり、医療機関等の情報収集も大切なのですが、治療費が高額となる場合もあり、費用の面でも考えていかなくてはなりません。

例えばがんの先進医療陽子線治療というものがあります。

この治療は放射線治療の1種なのですが、従来の放射線治療に比べて、体への負担が軽くかつ治療効果も優れているというもので、がん罹患時には医師の指導のもと治療方針の重要な選択肢と考えていいものです。
ただし、治療費は高額となり約300万円ほど必要です。これは健康保険や高額療養費の対象外であるため、治療費は全額自己負担となります。

これだけの費用を支払える方は、やはり限られてくるというのが現状だと思います。
そこで各生命保険会社では、この先進医療への保障を目的とする医療保険を平成20年頃から発売を開始し、現在ではこの特約を取り扱う保険会社が増えました。

この先進医療特約は、もしがんなどに罹患し先進医療を受診する際に、その治療費の実費が支払われるというものです。各社は競争が熾烈で現在のところ保険料も非常に安く設定されています。

これが先進医療特約付加を進める一つ目の理由ですね。

先進医療を活用する場面は増える?


先進医療の推移
画像:先進医療の受診者は今後も増えていく?

また、先進医療を受診される方は、今後ますます増加することが予想されます。

それを裏付ける以下のデータをご覧ください。

【先進医療 過去5年間の実績】

<全患者数>
平成22年度  9,775人
平成23年度 14,505人
平成24年度 14,479人
平成25年度 20,665人
平成26年度 23,925人

<がん先進医療を受診した患者数(陽子線治療+重粒子線治療)>
平成22年度 1,954人
平成23年度 2,381人
平成24年度 2,681人
平成25年度 3,456人
平成26年度 4,555人
  ※厚生労働省 先進医療過去5年間の実績報告による。

このように過去5年でみると、患者数は、全先進医療およびがん先進医療での治療実績が増加傾向にあります。特に治療費が高額となるがんの先進医療については、治療実績が飛躍的に伸びています。
これらのデータから類推すると、先進医療を受診する患者数は、今後ますます増えていくのではないでしょうか。

私が先進医療特約の付加を強く勧める理由はここにあります。

また、既に加入している入院保険の内容を点検して先進医療に対応していない場合には、各保険会社または代理店まで問い合わせされることをお勧めします。

 

医療技術の進展とともに民間の生命保険会社もそれに対応できる商品を開発していますので、ご自身の保険が現状の医療技術に対応しているものなのか、数年に1度はご自身の保険を再点検することが大切です。

ご参考にしてくださいね。

 

FPコラム:ボーナス(祝い金)付きの保険は本当に得なのか?(前回記事)
>>>http://news.hoken.dokomado.jp/article/4854

株式会社ロムルス 佐々木昭人
実際のお客様との対話のなかで頻出される生命保険に関する質問や問題点などを掲載し、豊富な経験に裏付けられたプロとしての回答や消費者目線での「知りたい情報」を満載させています。

 

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