FPコラム:生活の変化に対応!生命保険の「主契約」と「特約」を知ろう

今回は生命保険主契約特約について解説します。

生命保険の契約の仕方で、将来のニーズの変化におうじたメンテナンスの柔軟性に大きな差が生じます。
その要因となる重要なキーワードが主契約と特約です。

主契約と特約の関係性を考えよう


主契約と特約の関係性画像1:主契約と特約の関係性

30歳の方が以下のような保険に加入したとします。

【A生命】
主契約:終身保険    500万円
特約①:定期保険特約  2,500万円
特約②:医療保険特約  10,000円/日額

死亡保障が合計で3,000万円、医療保障が日額10,000円の保険ですね。この場合、保険証券は1枚です。

この方が55歳になってお子様も成人し、大きな死亡保障は不要となったので、医療保障だけ残して継続したいと思ったとします。環境の変化によりニーズが変化するのでこのように思われるお客様も多いと思います。

この保険、不要となった死亡保障部分を解約して、特約②の医療保障だけを残して継続させることができるでしょうか?

答えは、「できません」

A生命の中身画像2:A生命保険図解

上記の主契約は木でいえば幹であり、特約は枝となります。幹を無くして枝だけは残せないということで、特約だけ残すことはできません。
将来のニーズの変化にも柔軟に対応させるには、あらかじめ保険を分割しておくことが必要です。

柔軟に対応するためには、主契約を分割するべき!


個別で保険に入った場合画像2:個別で保険に入った場合

ではどのような契約の仕方をすれば良いのでしょうか。ポイントは主契約であれば丸ごと解約が可能であるということです。

例えば、

①主契約 終身保険  500万円 【A生命】
②主契約 定期保険 2,500万円 【B生命】
③主契約 医療保険 10,000円/日額 【C生命】

この場合、保険証券は3枚になります。

この例だと、加入後に大きな死亡保障が不要になれば、①②を解約し③の医療保障だけを残すことも可能であり、また医療保険でもっと条件のいい商品が新たに発売されたような場合には、【C生命】の医療保険を新たな【D生命】に変えることもできます。

このように目的ごとに保険を分割し、個々の保険の優位性により場合によっては保険会社も分けて加入しておけば、将来のニーズの変化にも柔軟に対応できることになります。

1本の幹に枝を2本つけるのではなく、幹を3本持っておくということですね。
主契約にしようと、特約にしようと、保障内容が同じであれば保険料の差はほとんどありません。
一見、同じ保障内容にみえても主契約にするか特約にするかによって、将来のメンテナンスの柔軟性が異なるという一例です。

 

特約というのは、保障をより充実させるためのオプションです。昔の国内生保では医療保険の主契約は存在しませんでした。そのため医療保障を付けたい場合には特約として付けるしかなかったという背景があります。

しかし、現在では概ねどこの保険会社でも、医療保険の主契約が販売されています。その意味では特約の意義は薄れているのかもしれません。とはいっても特約でしか付けられない保障もあります。

生命保険に加入する際には、特約の種類や内容も確認してみてください。
ご参考にしてくださいね。

 

前回記事: ビールで理解!? 「掛け捨て」と「積立型」どちらの保険が良い?

株式会社ロムルス 佐々木昭人
実際のお客様との対話のなかで頻出される生命保険に関する質問や問題点などを掲載し、豊富な経験に裏付けられたプロとしての回答や消費者目線での「知りたい情報」を満載させています。

 

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