《第一回》資産◯◯万円以下でも相続でモメる!? 『相続診断士』について

相続診断士の認定協会「一般社団法人 相続診断協会」への取材記事です。
広報の斎藤克衣さんと、LIVEshift岡村のインタビュー形式でお送りします。

相続診断士とは、相続に関する多岐にわたる問題を理解し、一般の方への啓蒙活動を行います。相続についての知識がない関係者から現状のヒアリングをし、トラブルが発生しそうな場合には、税理士や司法書士などの専門家に橋渡しを行う、いわば相続問題の道先案内人です。

 

JIDAのロゴと齋藤さん

相続診断協会の広報であり、自身も相続診断士である斎藤さんにお話をお伺いしました。

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『一般社団法人 相続診断協会』
(2011年12月1日設立) 

相続診断士とは、相続に関する多岐にわたる問題を理解し、一般の方への啓蒙活動を行います。相続についての知識がない関係者から現状のヒアリングをし、トラブルが発生しそうな場合には、税理士や司法書士などの専門家に橋渡しを行う、いわば相続問題の道先案内人。

認定資格:相続診断士
URL:http://souzokushindan.com/

 

3回に渡って下記の内容を配信させて頂きます。

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第一回 あなたにも必ず訪れる!!それが「相続問題」(本記事)
・予想の斜め上!!「資産が少なくても相続でモメる!? 」
・相続相談のはいつするの?「早い方が良いですね。」
・暗くて重い…じゃなく「明るく前向きになる為の相談」
・「相続診断士」の魅力について

第二回 実際、何をしてくれるんですか?(予定)
第三回 セミナーレポート(予定)
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予想の斜め上!!「資産が少なくても相続でモメる!?」


資産が少なくても揉める相続
出典:http://souzokushindan.com/


── いきなりですいませんが、相続ってお金持ちの家しか関係ないですよね?私は相談する必要が無いのでは?

斎藤:そうでは無いのです。資産に関わらず問題は多いので、相談されることをお勧めします。

お金持ちという表現は適正ではないですが、相続税の対象にならない5,000万円以下の相続財産でも、問題が多く起きています。 家庭裁判所に持ち込まれる訴訟の74%が5,000万円以下と、大半を占めているのが現状です。
「相続税は関係ない」という認識が、「相続で問題は起きない」という認識とイコールになってしまい、相続の準備をされていないケースが多いようですね。


── そうか。節税とセットでしか考えて無かったですね。つまり、「資産家しか関係ない」「ウチはみんな温厚だから大丈夫」そういう人ほど、モメるケースが多い?

斎藤:そうなりますね。


── でも相続財産が少ないのに、どうしてモメてしまうんでしょうか?

斎藤:様々なケースがありますが、そもそも相続財産は平等には分けられません。2人兄弟だとしたら、2人で平等に分けよう、と思いませんか?
でも実際は相続財産が少なく、自宅の不動産と現金が少しだけだとします。そうすると自宅をもらう人と現金をもらう人、と考えますね。ただ自宅は売却して現金化しない限り分けられませんが現金は分けられます。

自宅をもらった側としては「親の面倒を看て来たからそのままもらうのは当然だし、当時お金もかかったから現金は現金でその半分をもらう権利がある」と主張するかもしれません。自宅をもらってない側としては「自宅はいくらの価値があるから現金を全部もらっても平等にはならない。その差額をもらう権利がある」と主張するかもしれません。


── なるほど。少ない資産だからこそ、分けるのが難しい場合もあるのか…。

また、被相続人(資産を残して亡くなられた方)が、「遺産分割について決めていなかった」という理由も共通して多いです。
簡単に申し上げると、「考えていなかった・準備しなかった」という事です。

遺産分割が決まっていないと、このように相続する側(法定相続人)の方々が、主観に基いて権利を主張をされるケースがあります。
同居・介護の問題や、「あなたは結婚資金を出してもらったじゃない?」といった、生前に受け取ったお金のお話や、最近結婚されて、被相続人とあまり接する時間が無かった方であっても、それぞれが家庭を持っていると、その状況によっては強く割合を主張をされる事もあるようです。

そういった場合、全員が「自分の主張が正しい」という立場ですので、話し合いが平行線になりがちです。弁護士を間に入れて話すなど、長期化するケースも少なくありません。

また、お話し合いが長期化した場合、相続税を遺産分割前に納めなければならないので、どなたかが立て替えなければなりません。金額にもよりますが、大きな負担になることは間違いありません。
被相続人が、何故それぞれの子供たちにこの財産を残したいかという理由と想いを付けて遺産分割を決め、遺言を残す事が、こういった問題を防ぐ最良の方法だと考えています。


── なんか、お話を聞くのが辛くなってきました(笑)

斎藤:頑張ってください!

相続相談っていつするの?「早い方が良いですね。」


分かり易く説明下さる斎藤さん


── では、相続相談って、どういったタイミングですればいいんですか?

斎藤:今直ぐにでもするべきです。早いということは御座いません。岡村さんは必ず死にますよね?


── そうですね(笑)

斎藤:すいません(笑)
それが、今日の帰り道なのか、50年後なのか誰も分かりません。天涯孤独で無ければ、必ず「相続する人(法定相続人)」がいますので、その方のためにも相談をされると良いです。


── そりゃそうだな…。では、私が法定相続人になる場合。つまり、親と話すタイミングも同様でしょうか?

斎藤:はい。早過ぎるという事は無いです。
平均寿命は伸びましたが、認知症の心配も出てきますし、元気な内にご相談されることをお勧めします。ご家族全員で話し合いされるのが一番良いですね。


── 親に相続の話をするのって、凄くハードな行事ですよね?「まだ死なねーよ!」みたいな(笑)どう切り出せばいいですか?

斎藤:そういったご相談はとても多いです。一つのハードルですね。幾つか方法があります。

例えば、「第三者を交える」というのが、比較的話しやすいというご意見が多いです。

「相続診断士に相談したら、次は親子で来てくれと言われた。」
「会社の同僚も生前対策やっているようで、ウチもどうかと思って。」
「セミナーに招待されたから、一緒に行かないか?」
といった形で、自らの依頼では無い形で伝えるのが、切り出しやすいようですね。

相続診断士は「きっかけ」にしていただきやすいと思います。ご家族皆さんと一緒にご相談なども、積極的に行われていますよ。


── 確かに良いすね。話し合いに相続診断士の方を介すのもアリだな。気持ちが少しだけ楽になりました(笑)

斎藤:良かったです(笑)相続診断士は一番身近な相談出来る人という存在を目指しています。

暗くて重い…じゃなく「明るく前向きになる為の相談」


エンディングノート


── どんなことを相談すればいいんですか?まだ聞くのが辛いです(笑)

斎藤:相続相談を進めると「明るく前向き」になれます!

相続関連のお話になりますと、「節税の対策をしましょう」「こういった節税方法があります」といった、いわゆる節税のテクニック論が先行しがちです。
しかし、協会としては「生前に家族で相続について話し合い、円満に後世に想いを引き継いていく社会」を作ることが重要だと思っています。

想いを残す有効な手段としてエンディングノートを推奨していますが、エンディングノートを書かれる時に、ご自身の大切なヒト・モノ(事)や、「やり残し」に気づけます。
まだ元気であれば、大切なヒト・モノ(事)を大切にし、「やり残しを実行する」事が出来るのです。それは、素晴らしい人生だと思います。それが本質ですし、実現頂きたい事です。

※エンディングノートについては、第二回で詳しく説明があります。


── やっぱり重い(笑)

斎藤:自分や家族と向き合い、人生と向き合っていただく事になるので、簡単では無いと思います。ただ、きっかけさえあれば、少しづつ進めていけるので、決して重く暗い事ではないとご理解いただけます。


── 保険のライフプランニングと近いですね。一人で全て出来ますが、かなり時間が掛かる。サポートは必要ですね。

斎藤:近いと思います。「一緒に考えるパートナー」という立ち位置で、専門家によるサポートがあると、一人でやろうとする場合と比べて一気にハードルも下がりますよね。

「相続診断士」の魅力について


素敵に微笑む齋藤さん


── 相続系の資格って幾つかあると思うのですが、相続診断士の良さや魅力はどこにありますか?

斎藤:相続診断士は、まず自分自身のエンディングノートを書く事から活動がスタートします。
自分が食べた事の無い飲食店を人に勧められないですよね?同様に、まず自身でエンディングノートを書き、本質的な事を学び、体感していただいています。


── 重要ですね。自分が書いていない人に進められても信用できない。

斎藤:はい。他には、中立的な立ち位置というものを相続診断士も協会としても心がけています。
相続と言いますと、金融や保険、不動産など、と密接に関係しますが、どこかの業界に偏った見方をしてしまうと、どうしても寄せがちになります。フラットにご相談者様と向き合う為に、相続診断士はお客様と一緒に相続問題に向き合います。
既に合格者数は20,000人を超えています。日本全国に資格保持者がいますので、多くの方の相続相談を受ける事ができるのです。


── 3年半で2万人もいるんですね。毎年増えているんですか?

斎藤:今年は相続税法改正ももちろんですが、相続に対する価値観が変わってきているという事が要因だと捉えています。
カナダの一部では子供が生まれたら遺言を書くという文化がありますが、それに対して、日本は9.5%しか書かれていません。(厚労省:平成26年人口動態統計、平成26年公証人連合会資料、平成25年司法統計より算出したあくまで概算です)


── すさまじい違い!

斎藤:そうなんですよ。文化や価値観の違いだと捉えています。
親世代の日本は、「長男が全て引き継ぐ」といった家督相続でした。ただ、子供世代においては、平等教育を受けている為、相続も平等であるという意識があります。その世代間の認識の差からも、相続問題が増加しています。そういった背景から、しっかりと遺産分割・遺言を残すべきという考え方が広まってきているのです。


── 弊社は、保険業界向けにサービスをやっているんですが、保険募集人資格をお持ちの方も多いんですか?

斎藤:相続診断士の内、50%以上の方が、保険金融関連の業界の方です。
先程仰られていましたが、ライフプランニングの相談と一緒に、相続の説明をされるケースが多いようです。相続税の控除がされるということも、非常に大きな要因だと思いますね。

そうだ「相続診断士」を探そう!


相続診断士のセミナー

── 協会に連絡すれば、相続診断士を紹介してもらえるんですか?

斎藤:パートナーの先生をご紹介させていただいておりますが、ご自身でも簡単にお探しいただけますよ。


── 私のサービスでも、相続診断士をお持ちの方が登録されているので、出会う機会は多そうですね。

斎藤:活躍されている相続診断士は沢山いらっしゃるので、インターネットなどで調べられて、ご自身に会う方に相談されると良いと思います。


── でもお高いんでしょ〜?

斎藤:(笑)

 

相続診断士は、ご相談自体は無料でされていますので、お気軽にご連絡していただきたいですね。 当協会では、ご自身で相続の勉強をしたいという方は、定期的に「相続診断士としての第一歩セミナー」を開催しておりますので、ご自身で相続の勉強をしたいという方は、そちらに参加されても良いと思いますよ。

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ドコマド保険ニュース。略して「ドコニュー」のライターです。
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