FPコラム:『貯金は三角、保険は四角』死亡保障の考え方

たまに、お客様から下記のような指摘を受けることがあります。

「貯金していけば保険に入らなくてもいいですよね?」
私は、死亡保障を準備する場合には、貯金よりも保険が有利です。」と回答します。

保険業界では、貯金は三角、保険は四角と言ったりします。

死亡保障の推移を図形に例える


貯金は三角、保険は四角
例えば、ある40歳の方が将来のお葬式代を準備するために、貯金をするか保険に加入するか迷っているとしましょう。この方はお葬式代として500万円を準備したいとします。

保険の場合は、以下のような商品があります。

<Aさん 40歳男性の場合>

■保険加入
・終身保険 500万円
・払込期間:60歳
・保障期間:終身
・保険料:14,000円
・60歳までの払込保険料の総額:3,360,000円(14,000円×12カ月×20年間)

毎月14,000円を掛けていき、60歳で払込が終了しても、500万円の死亡保障は一生涯続きます。また保険に加入してから例えば5年後に死亡した場合、保険料は840,000円(14,000円×12カ月×5年間)しか支払っていませんが、500万円の死亡保険金が払われます。

そして最後まで払込みをしても、つまり保険料の支払いは最大336万円で500万円の死亡保障が確保できます。つまり毎月14,000円を60歳まで支払えば、いつ亡くなっても必ず500万円のお葬式代は準備できることができます。

これに対して貯金はどうでしょう。

■貯金
・毎月の貯金額:14,000円(保険料と同額と仮定)
・年間貯金額:164,800円
・60歳まで(20年間)の貯金額:3,360,000円
同じように将来のお葬式代を準備するために毎月14,000円を貯金していったとします。
毎月14,000円、年間では168,000円の貯金ですね。60歳までの20年間、貯金していくと、3,360,000円(14,000円×12カ月×20年間)貯まります。
※下の図をご覧ください。

Aさん40歳男性の「貯金と保険の比較」


貯金と保険の比較
一見同じ金額を支払っていて、変わらないと思われますが、保険では同じコストで500万円の死亡保障が確保できるので、この点では保険の方が有利ですね。
さらに貯金をしていってから5年後に亡くなってしまった場合。14,000円×12カ月×5年間=840,000円しか貯まっていません。これではお葬式代の準備としては不足するかもしれません。保険の場合には、5年後に亡くなっても500万円が支払われます。この点でも保険が有利と言えますね。下記の図の通りです。

5年後に死亡してしまった場合、差は歴然


5年後の差

保険は加入した当初から一定の死亡保険金が確保できます。図形で例えると緑色の□です。

下辺が時間の推移(左が加入当初)。高さが死亡保障です。一方、貯金はこういう図形にはなりません。貯金を図形で例えると紫色の⊿です。
下辺が時間の推移(左が貯金を始めた当初)。高さが貯金額です。貯金の場合は、お葬式代としての貯金額が、貯金を始めた当初は少なく、徐々に貯まっていきます。これが貯金は三角、保険は四角、という意味なんですね。
死亡保障を準備するための手段。保険と貯金、どちらがいいか。みなさまはどう思われましたか?ご参考にしてくださいね。

前回記事: 若い世代に「医療保険」は必要か?不必要か?

株式会社ロムルス 佐々木昭人
実際のお客様との対話のなかで頻出される生命保険に関する質問や問題点などを掲載し、豊富な経験に裏付けられたプロとしての回答や消費者目線での「知りたい情報」を満載させています。

 

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