【取材記事】ベンチャー社長必修!法人保険について【NPO法人全日本保険FP協会】

普段、あまり馴染みがない「法人保険」ですが、起業する方も増え、当事者になるケースも増えたと思います。私、岡村が社長を務めるLIVEshiftもベンチャーですので、自身の保険を考えるタイミングです。

今回は、法人保険に特化した資格を認定する協会NPO法人全日本保険FP協会」副理事長の奥田様に、「ベンチャー企業が考えるべき法人保険」について、お話を伺いました。

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『NPO法人全日本保険FP協会』
(平成25年7月3日設立)

 
 

保険業界をプロフェッショナル集団に変える為に、法人保険販売に特化した資格認定を行う。
認定資格:法人保険アドバイザー(BFP)、法人保険マイスター(DFP)、財務ファイナンシャルプランナー(ZFP)

URL:http://zennichi-fp.com/


※インタビュー記事と、内容をまとめた記事の2つを掲載予定

①インタビュー形式(本記事)
②まとめ記事(後日配信予定)

ベンチャーに法人保険って必要?


奥田氏その1
写真1:インタビューを快諾していただいた奥田様


── 私、いわゆるベンチャー企業の社長なんですが、法人保険って関係ないですよね?ある程度利益が出てないと、意味が無いのかなって…

奥田:いや、基本的に保険っていうのは、万が一に備えるものです。利益の対策というよりも、ベンチャー企業の社長に万が一の事があった場合、取引先、金融機関、従業員、家族を守れるの?純粋な保障として、絶対にいるよね?というものです。

── それって、法人保険とは違う考え方なんですか?

奥田:いや、いわゆる法人保険です。契約者が法人、被保険者が創業社長、受取人が法人になります。ベンチャー企業は大抵、社長自身の人脈、突破力でやるモデルじゃないですか?初めは特に。もし社長に何かあった場合、もしかすると従業員さんには辞めてもらわないといけない。取引先に払わなければならないものが払えない。銀行からお金を借りている場合も返せない。結局残された従業員さんとその家族、無くなった社長の家族が困るので、何かあった時に支払えるだけのお金が必要ですよね?

正直ベンチャーの社長って若いので、病気になって死ぬとか想像は多分されないと思いますが、一番怖いのは事故です。
岡村さんが渋谷を歩いていて、いきなり刺されるとか・・・あとは交通事故もあり得ますので、そういう事故で亡くなった時は、ご家族とか社員さんは困りますよね?まずはそういう話です。

 

── 結局人に依存しますもんね。じゃあ、普通の生命保険のプランニングに近いんですかね?死亡保障と…
奥田:その通りです。法人の場合、問題なのは「じゃあ死亡保障額いくらいるの?」って事なんですよ。
例えば、資本金1,000万円で会社作りました。だから「1,000万円の保障でいいか」というものでもなくて、ちゃんとした必要保障額=「死んだ時に会社はどうなるの?幾らいるの?」を想定して計算しなきゃいけないです。

── 個人のライフプランニングと一緒ですね。

奥田:考え方かなり似ています。じゃあ、闇雲に「1億円入りました」と言っても、そりゃ入りすぎという人もいれば、足りませんという人も出てくるんで、そこは見ていかないといけないですね。

── それは、従業員数とか、支払いとか…

奥田:まずは決算書と月次試算表の確認からです。そしてお金を借りているかどうかですね。この借金が結構怖いんですよ。ベンチャーの場合って、ほぼ間違いなく無担保融資に近いと思うので保証協会がついたりするでしょうけど、会社の借金は社長個人が連帯保証するじゃないですか?怖いのは、社長が亡くなると、連帯保証は相続人に相続されているんですよ。奥さんとか子供さんに責任が相続されている。実際に社長が死んでも法人はしなないですよね?人ではないので。ですけど、社長が亡くなると売上が減ったりして資金繰りが悪化すると、返済が出来なくなるケースがある。そうなると、社長が死んで奥さんは悲しいのに、その借金を嫁さんと子供が背負うっていう・・・。

── けっこう重いですね(笑)

奥田:重いでしょ(笑)そう考えると、死んだら借金が清算出来る様にしておかないと、とんでもない事になりますよと。

── お話聞くと当たり前ですが、そこを考えている人って、あんまりいない気がしますね。

奥田:そうなんですよ。特にその、ベンチャーの場合イケイケで、ゴーーーっと突っ走る感じですし。営業なり、ビジネスモデルの展開に、注力し過ぎて…

── 会社が死ぬか死なないかはメチャクチャ考えますが、自分が死んだらって事は、100%考えてないですね。

奥田:でしょ?で、あと多いのが、ベンチャー経営者でも特にIT系は多いんですけど、けっこうハードワークじゃないですか?

── けっこう働いてます(笑)

奥田:普通に徹夜とか、ひどかったら48時間徹夜とかじゃないですか?仮眠一時間とか?特にシステム開発系。そうすると、体悪い人がけっこう多いんですよ。

そういう人が多い中で、正直、そこで命を失う事は少ないかもしれませんが、病気になった時に、誰が会社守るの?という事です。社長が1週間入院しました。会社は回りませんとか。1ヶ月入院しました。その会社どうなるの?という話です。そういう所も見ておかないといけないんですよ。生々しいでしょ?

── 生々しいですね(爆笑)確かに必要っすね。私も会社やってますけど、何も変えてないですね。保険。

奥田:ね。だって岡村さん自身が、今日帰りに車に跳ねられて、一ヶ月入院するとなったら、ゾッとするでしょ?

── 私が働けないと、けっこう終わりですからね(笑)

奥田:まぁ、仕事的にはパソコンがあれば、病室でもできるかもしれませんけど、とは言え…。寝たきりで「痛い〜」って言ってる時に、仕事している場合じゃないでしょ?そういうことも踏まえて、考えておかないといけないんですよね。

── もう、保険は儲かってなくても入るべきですね。

奥田:当然です。必要な保障金額を出して、じゃあ保険料って凄く高いかっていうと、そんなこと無くて。例えば、5,000万円〜1億円の保障であれば、それこそ掛け捨ての一番安いやつでいけば、月1〜2万円ほどで全然入れてしまう。それぐらいの保障は確保しておかないと危ないんじゃないですか?と思いますね

 

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ドコマド保険ニュース。略して「ドコニュー」のライターです。
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