介護疲れからくる「介護うつ」に要注意!上手に介護保険を活用しよう

今、介護する側の心の病が問題化しています。介護を続けることで心身が疲弊し、うつ病などの精神疾病を発症する介護うつに悩まされている方が増えているそうです。では、介護うつを防ぐこと、介護うつから回復するにはどのような対処が必要なのでしょうか。

介護うつと通常のうつとの違い


介護保険
出典:http://www.photo-ac.com/

通常のうつの場合は、学校や会社に入って、人間関係がうまくいかない、それにより仕事や学業にも支障がでることで発症することが多いです。ですので、通常のうつの場合は、環境を変えることで症状の改善を図る事が可能です。会社を転職する、学校を転校するなど、原因となっている環境を変えれば治癒に向かいます。

一方、介護うつは、基本的に介護する人を取り巻く環境は簡単に変わるものではないことに加えて、むしろ介護の負担が徐々に大きくなることが多く、環境を起因とする原因が取り除けないので、一度発症してしまうと治癒するのが非常に難しいうつだと言えます。

介護保険のサービスを利用して負担を軽減する


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介護うつは、介護する側の負担が大きいので、介護する側の負担を少しでも減らすために、介護保険を活用したサービスを受益することが欠かせません。介護保険は、介護を必要とする人が住む市区町村に申請をすれば、要介護1~5までの5段階で認定され、要介護1であれば月額約50,000円、要介護5になれば月額約300,000万円までの介護サービスを、自己負担額1割で利用することができます。

介護保険で受けられるサービスには、施設入所はもちろん、施設に通所する、自宅にホームヘルパーの訪問を受けるなど、様々な方法によって、日常生活の介護や身の回りの世話、リハビリなどのサービスを受けることができます。なお、介護保険の利用をする場合は、主治医の診断が必要となるので、まずはかかりつけの主治医に相談することをお勧めします。

負担が大きすぎる場合は「施設入所」も検討しよう


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いくら介護保険のサービスを利用しても、完全に介護の負担が取り除けるわけではありません。介護を家族総出で頑張る、それがやがて破たんすることもあり得ます。つまりそれは、家族そのものの生活を破たんさせることにもつながりかねません。そうなる前に、介護の負担が増加するようであれば、老人ホームや老人保健施設への施設入所も検討しましょう。それらの施設は、当然要介護度が高い人が優先的に入所できるので、要介護1程度の場合は、入所までに時間がかかる場合もあります。

介護うつにかかったときは、心療内科等での治療が必要


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もし、介護うつにかかってしまったら、心療内科などの専門医の診断を受け、カウンセリングや投薬治療により、うつ症状の改善を図る必要があります。通常のうつも、介護うつも、治療方法に大きな違いはありませんが、介護うつの場合は日常生活の中で負担がひっ迫しているので、投薬治療と適切な心身の休息を奨められる場合があります。

心情的に介護を休む気持ちになれない立場の人もいるでしょうが、その時には施設への短期入所(デイサービス・ショートステイ)などを利用し、少しでも「自分だけの時間」が持てるようにすることで、介護うつの症状が改善することも多いです。

 

介護うつは、介護する側はもちろん、介護される側も心情的に辛い思いをします。また、介護に関する金銭的な不安も介護うつを助長することもあります。
そんな金銭的な不安には、生命保険や医療保険などで備えを充実させ、事前に対応しておくことも可能です。介護が必要な状態になったとき、一時金や年金が支給されるタイプの保険もありますので、この機会にぜひ研究してみてください。

黄昏要人
岡山県在住の39歳。日本実務開発協会認定コーチと東洋文化学院認定心理カウンセラーの資格を活かし、主にボランティアでのカウンセリング活動に関わっています。メンタルヘルスに関すること、コミュニケーションに関すること、IT関連について、みなさんに「そうなのか!」と思っていただける記事を提供してまいりたく思います。
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