住宅ローンが払えない!困った時の「任意売却」とは

最近、住宅ローンの支払いに行き詰まってしまうことで、持ち家を手放すことになってしまう人が多くなっています。このようなケースになった場合、持ち家を売却してローンを弁済する、差し押さえられて持ち家が競売にかけられるなどの場合もあり、せっかく苦労して手に入れた持ち家を泣く泣く手放すことになりかねません。ですが、まだあきらめてはいけません。もう1つの方法として任意売却という手があります。任意売却の方が競売よりも高く売れる場合もありますから、家計の立て直しと言う意味でも効果があります。

任意売却の流れ


任意売却
出典:http://www.photo-ac.com/

任意売却は、債権者に対して「お金が払えない」ことを伝え、自分が主導して売却をすることと同時に、債務の返済について猶予や債務放棄を同時に要請するというものです。もちろん、このような交渉が素人にできるわけがありませんから、弁護士などの専門家、あるいは任意売却を取り扱っている専門業者に相談することになります。相談時には、物件の種別や所在地、借入先の金融機関名、現在のローン残高、滞納状況、今現在の生活状況などを必ず伝達します。この際、現状を詳細に伝えるほど業者側も適切な対応ができます。

任意売却のメリット


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出典:http://www.photo-ac.com/

任意売却のメリットはかなりありますが、その中でも「手持ち金の持ち出しが一切ない」と言うのは、依頼主(債務者)としてはありがたいことです。不動産を売却する際に、本来支払わなければならない費用がいくつもありますが、これが任意売却の場合は債権者より支払われるため、経済的負担が軽減されるのです。不動産会社への仲介手数料、抵当権抹消費用、滞納分の管理費や、差押えを受けている物件に対する滞納分固定資産税・住民税の一定額なども、任意売却の場合は支払わなくてもよくなる場合もあります。

プライバシーにも配慮できる「任意売却」


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出典:http://www.photo-ac.com/

任意売却は、ご近所などに知られることなく不動産の売却が可能です。競売であれば、裁判所のホームページなどに情報が掲載され、当局による現地調査なども行われますから、どうしても近所にはばれてしまいます。その点、任意売却の場合は、物件の所有者が合意の上で売却するので、最小限の関係者にしか情報が伝わらないので、不要な情報漏えいを防ぐことができます。あと、売却物件を親兄弟や親戚、あるいは理解ある家主に買い取ってもらえば、家賃を支払うという形で、そのまま現在の住居に住み続ける方法も可能です。これで引っ越しを心配することもなくなります。

 

このように、任意売却は「いいところづくめ」のようにも見えますが、実際にはそうとばかりは言えません。なぜなら、任意売却に素直に応じてくれるという前提があるとは限らないからです。銀行や信用金庫などの金融機関によっては、任意売却を認めてくれない場合がありますし、都市整備公団などの公団系の組織も任意売却を認めてくれない場合があります。任意売却の成功は、すべては弁護士や専門業者の手腕によるところがありますが、任意売却が100%成功すると安易に考えるのはやめましょう。

黄昏要人
岡山県在住の39歳。日本実務開発協会認定コーチと東洋文化学院認定心理カウンセラーの資格を活かし、主にボランティアでのカウンセリング活動に関わっています。メンタルヘルスに関すること、コミュニケーションに関すること、IT関連について、みなさんに「そうなのか!」と思っていただける記事を提供してまいりたく思います。
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